おはようございます、つっちーさんです。
2026年7月29日(水曜日)、今朝のマーケット情報をお届けします。
昨日の国内市場は、昨今の相場の中でも特に強い衝撃を与える2,500円超の大暴落となり、ご自身の資産状況や今後の相場に深い不安を感じられた方も多かったのではないでしょうか。しかし昨夜の米国市場では、ハイテク株の調整が続く一方でダウ平均が500ドルを超える大幅反発を見せるなど、買われるセクターの変化(資金の循環)が起きています。本日も確かなデータを整理し、冷静に市場の方向性を見極めていきましょう。
市場概況:半導体急落による国内株の大暴落と、ダウ反発もハイテク安が続いた米市場
日本市場(2026年7月28日) 🇯🇵
昨日の東京市場は、取引開始直後から半導体関連株を中心にパニック的な売りが殺到し、日経平均株価は前日比2,500円を超える大暴落を記録しました。一時下げ幅が2,900円を超えるなど歴史的な急落劇となり、約2ヶ月ぶりに6万2,000円台まで水準を切り下げています。米国の半導体株下落や投資家のレバレッジ解消に伴う手仕舞い売りが重なったほか、東京エレクトロンやアドバンテストなどの指数寄与度が高い主力ハイテク株が一斉に売り叩かれたことが市場全体の心理を急速に冷やし、全面安の重苦しい地合いとなりました。
- 日経平均株価:62,364.92円(前日比 -2,566.27円、-3.95%)
- TOPIX:3,963.59(前日比 -102.48、-2.52%)
- JPX日経400:35,724.48(前日比 -928.10、-2.53%)
- グロース250指数:676.57(前日比 -18.35、-2.64%)
米国市場(2026年7月28日) 🇺🇸
昨晩のニューヨーク市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の開幕を前に、指数間で明暗が分かれる展開となりました。
決算発表や連日のマージンコール(追証)に伴うポジション解消の売りが集中したことで、エヌビディアやマイクロンなどの大型半導体株が軟調に推移し、ナスダック総合指数は小幅に続落しました。しかしその一方で、高値警戒感のある成長株から割安な伝統的銘柄やディフェンシブ株へと資金を退避させる動きが活発化。好決算を示した消費関連株や金融株が広く買われ、NYダウは537ドル高と大幅に反発しました。原油価格の高止まりや米10年債利回りが4.6%台で推移するなか、市場はFOMCでの金利判断を慎重に見極めようとしています。
- NYダウ30種:52,747.32ドル(前日比 +537.24ドル、+1.03%)
- NASDAQ総合指数:24,876.91(前日比 -55.16、-0.22%)
- S&P500指数:7,428.78(前日比 +15.60、+0.21%)
主要指標:日経225先物(期近) 62,420円(前日比 +20円)、ドル円 163.817円、米国10年債利回り 4.62%前後、WTI原油先物 1バレル=90ドル台近辺
本日の日本市場予想
本日の国内市場は、昨晩の米国株相場でダウ平均が急反発した安心感と、日経225先物が62,420円(前日比 +20円)と下げ止まりを見せていることから、昨日の記録的な急落に対する自律反発狙いの買いを交えたスタートが予想されます。昨日の終値(62,364.92円)近辺での寄り付きとなり、まずは6万2,000円台前半での底固めができるかどうかが最大の焦点です。
昨日のザラバで2,900円近く売り叩かれたことで、主力半導体株や好業績株には極めて強い値ごろ感が出ています。海外短期筋による売り持ち高の買い戻し(ショートカバー)が入ることで、前場は一時的にリバウンドを試す場面が期待されます。
ただし、上値を積極的に買い進むには極めて神経質なハードルが複数存在します。第一に、今晩発表される米FOMCの結果や声明発表を控えていること。第二に、明日から日銀の金融政策決定会合がスタートし、追加利上げへの警戒が高まっていることです。さらに、為替市場ではドル円が1ドル=163.817円と164円目前の超危険水域に完全に張り付いており、いつ政府・日銀による円買い介入が飛んできてもおかしくない状態です。これらのビッグイベントと為替介入ショックへの警戒から、寄り付きの一巡後は輸出関連株を中心に買いの手が止まりやすく、レンジ内での重い一進一退のもみ合いに移行しやすいとみています。
今日の注目銘柄
- 東京エレクトロン(8035)
昨日の相場暴落において最大の重荷となりましたが、昨晩の米国市場でS&P500がプラスに転じるなどパニック売りが一巡する兆しが見え始めています。大幅な下落によって株価に強い値ごろ感が浮上しており、本日の相場において買い戻しを牽引する自律反発の柱となれるかが注目されます。 - 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
ドル円が163.8円台で推移し、国内の長期金利が高水準を維持しているなか、明日から始まる日銀会合での追加利上げ観測が強力な追い風となっています。米ダウ高に象徴される「バリュー株シフト」の潮流に乗り、ハイテク株の乱高下局面でも実需資金が流入しやすい手堅い受け皿として期待されます。 - INPEX(1605)
中東情勢の緊張継続を背景にWTI原油先物が1バレル=90ドル近辺の高値圏で推移しています。全体相場がイベント前の手控えムードや為替介入警戒に揺れる局面においても、原油高が直接の業績押し上げにつながる資源開発株として、ディフェンシブな資金の退避先になりやすい位置にあります。
本日発表の主な経済指標
- 米国:FOMC(連邦公開市場委員会)1日目
- 米国:7月コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数
- 米国:6月JOLTS求人件数
まとめ
昨日の2,500円を超える大暴落は、投資家にとって非常にタフで試練となる一日でした。しかし、昨晩の米ダウが500ドル超反発したように、市場全体が崩壊したわけではなく、成長株から割安バリュー株への健全なポジション調整が起きている局面です。
今晩の米FOMCや明日からの日銀会合、そして163.8円台にあるドル円の介入警戒など、今週は相場のターニングポイントとなる重要局面が続きます。急落後のリバウンド局面で焦って買い急ぐのではなく、まずは手元のキャッシュ比率を適切に保ちながら、金融やエネルギーなどの割安株へ上手に資金を分散させ、相場の足元が完全に落ち着くのを冷静に見極めていきましょう。
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になります。日頃から多角的な視点で情報に触れ、相場の変化に対応できる準備を整えておきましょう。
▼市場のリアルを捉えるための情報収集
- 機関投資家の動向: 著名な投資家や大口投資家がどのようなポートフォリオを組んでいるのか、市場のトレンドを把握することは大局的な判断に役立ちます。
- 需給データの分析: 株価を大きく動かす要因となる大口注文の推移や、市場心理を映す空売り残高などのデータにも注目してみましょう。
- 多角的な経済ニュース: 日々の主要ニュースだけでなく、専門的な解説や速報性の高い情報源を複数持っておくことが強みになります。
▼常にアンテナを高く持ち、投資の質を高める
投資の世界では、初心者から経験者まで「いかに質の高い情報をタイムリーに集められるか」が成果を大きく左右します。 公的なデータだけに頼るのではなく、信頼できる各種ツールや専門メディアを上手に活用し、常に一歩先を見据えた情報収集に努めることが大切です。 まずは身近な情報源を見直し、アンテナを広げることから始めてみてはいかがでしょうか。
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投資は、ご自身の判断と責任において行うものです。



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