おはようございます、つっちーさんです。
2026年8月21日(金曜日)早朝のマーケット情報をお届けします。
昨日の国内市場では、前日の暴落に対する自律反発から日経平均株価が890円超高と急反発し、東証グロース250指数が4.67%高と爆騰する非常に力強い相場となりました。しかし昨夜の海外市場では、トランプ米大統領によるイランへの経済的圧力強化の発言から原油価格が再び上昇し、米長期金利の反騰に伴って主要株価指数が揃って大幅に反落しました。週末を前に荒れ模様の展開ですが、本日も最新のデータを冷静に整理し、足元の相場観を一緒に深めていきましょう。
市場概況:大幅買い戻しとグロース急騰の日本株と、原油高・金利上昇で全面安となった米市場
日本市場(2026年8月20日) 🇯🇵
昨日の東京市場は、前日の大暴落(2,100円超安)に対する強力な自律反発が入り、日経平均株価は前日比890円高(+1.36%)の6万6,216円79銭と急反発しました。過度な売りに対する値ごろ感から東京エレクトロンなどの主力半導体株に海外勢の買い戻しが入ったほか、個人投資家のリスク許容度改善に伴い東証グロース250指数が+4.67%と爆騰。ほぼ全面高の明るい地合いとなりました。
- 日経平均株価:66,216.79円(前日比 +890.37円、+1.36%)
- TOPIX:4,059.73(前日比 +47.42、+1.18%)
- JPX日経400:36,657.99(前日比 +426.51、+1.18%)
- グロース250指数:776.98(前日比 +34.70、+4.67%)
米国市場(2026年8月20日) 🇺🇸
昨晩のニューヨーク市場は、地政学リスクの再燃に伴う原油高と債券利回りの反騰が重荷となり、主要3指数が揃って大幅に反落しました。
トランプ米大統領が「イランに対する強硬な経済的圧迫を再開する」と表明したことで有事の供給懸念が再燃し、原油価格が上昇。これを受けて米長期金利(10年債利回り)が再び反騰したため、株式市場全般に手仕舞い売りが広がりました。さらに、週末にかけてカンザスシティ連銀主催の年次シンポジウム「ジャクソンホール会議」でウォーシュFRB議長らの講演が控えていることから、インフレ抑止姿勢への警戒感によるポジション解消が進み、NYダウは703ドル安(-1.32%)、ナスダック総合指数も1.00%安となりました。
- NYダウ30種:52,759.21ドル(前日比 -703.84ドル、-1.32%)
- NASDAQ総合指数:26,067.16(前日比 -263.92、-1.00%)
- S&P500指数:7,641.16(前日比 -66.82、-0.86%)
主要指標:ドル円 159.042円、日経225先物(期近) 65,510円(前日比 -850円)
本日の日本市場予想
本日の国内市場は、昨晩の米国株相場におけるダウ700ドル超安と、日経225先物の急落(65,510円、前日比 -850円)の流れを直接受ける格好となり、昨日の急反発に対する利益確定売り先行でのスタートを余儀なくされそうです。昨日の現物終値(66,216.79円)から700円近く下に位置しての寄り付きが想定され、まずは心理的節目である6万5,500円前後の水準を維持できるか、攻防を試す値固めの展開となりそうです。
トランプ氏の発言による中東緊迫化と原油高の再燃、米長期金利の反騰は、製造業やグローバル成長株にとって目先の重荷となります。米国でハイテク株が売り込まれた流れを受け、東京エレクトロンやアドバンテストといった国内主力半導体株にも朝方から手仕舞い売りが先行しやすい地合いです。
ドル円が1ドル=159.042円付近と比較的落ち着いていることは下値を支える材料ですが、今晩から世界中の市場関係者が注視する「ジャクソンホール会議」が開幕します。海外機関投資家の見極めムードが強く働くため、寄り付きの売りが一巡した後も上値追いは厳しく抑制され、6万5,500円前後での一進一退のもみ合いに終始すると予測しています。
今日の注目銘柄
- INPEX(1605)
トランプ大統領のイランに対する強硬姿勢の表明を受け、原油価格が再び上昇軌道を描いています。インフレ再燃懸念から全体相場が手仕舞い売りに押される局面においても、原油高がストレートに業績メリットとなるディフェンシブな資金の退避先として注目を集めそうです。 - 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
米長期金利の反騰やジャクソンホール会議でのタカ派警戒感を背景に、日米の金利高止まり観測が意識される環境です。ハイテク株が調整に入る週末の取引において、金利上昇メリットを享受できる割安バリュー株として実需資金の手堅い受け皿になると期待されます。 - 東京エレクトロン(8035)
昨日は相場全体の急反発を牽引したものの、昨晩の米ナスダック安や主要半導体株の調整を受けて本日は寄り付きから売り圧力が強まる位置にあります。ジャクソンホール会議を前にどの価格帯で下値買いが入り下げ止まれるかが、相場全体のセンチメントを測るポイントです。
本日発表の主な経済指標
- 日本:7月全国消費者物価指数(CPI、8:50発表予定)
- 米国:ジャクソンホール会議(〜23日、カンザスシティ連銀主催)
- 欧州:8月HCOB購買担当者景気指数(PMI)速報値
まとめ
昨日の890円超高という爽快な反発から一転し、今朝はトランプ氏の発言に伴う原油高や米株安を受け、週末らしく押し戻されるスタートとなりそうです。昨日の上昇で含み益が戻った矢先の反落で落胆されるかもしれませんが、これは今晩からの「ジャクソンホール会議」という世界的イベントを控えたリスクオフのポジション調整が主因です。
週末の金曜日であり、かつ重要イベントの直前でもあるため、本日は焦って安易な押し目買いを入れたり高値を追いかけたりする必要はありません。手元のキャッシュ比率を適切に高めに維持し、原油高や金利高に耐性のあるバリュー株へ資産をバランス良く配分しながら、週明けの相場に向けて冷静に備えていきましょう。今週も一週間お疲れ様でした!
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になります。日頃から多角的な視点で情報に触れ、相場の変化に対応できる準備を整えておきましょう。
▼市場のリアルを捉えるための情報収集
- 機関投資家の動向: 著名な投資家や大口投資家がどのようなポートフォリオを組んでいるのか、市場のトレンドを把握することは大局的な判断に役立ちます。
- 需給データの分析: 株価を大きく動かす要因となる大口注文の推移や、市場心理を映す空売り残高などのデータにも注目してみましょう。
- 多角的な経済ニュース: 日々の主要ニュースだけでなく、専門的な解説や速報性の高い情報源を複数持っておくことが強みになります。
▼常にアンテナを高く持ち、投資の質を高める
投資の世界では、初心者から経験者まで「いかに質の高い情報をタイムリーに集められるか」が成果を大きく左右します。 公的なデータだけに頼るのではなく、信頼できる各種ツールや専門メディアを上手に活用し、常に一歩先を見据えた情報収集に努めることが大切です。 まずは身近な情報源を見直し、アンテナを広げることから始めてみてはいかがでしょうか。
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