おはようございます、つっちーさんです。
2026年7月2日(木曜日)、今朝のマーケット情報をお届けします。
昨夜の海外市場では、注目の雇用関連指標の発表を受けて景気減速への懸念が意識され、直近で急ピッチな上昇を続けていたハイテク株を中心に利益確定の売りが優勢となりました。本日の取引開始を前に、最新のデータを整理して相場の方向性を見極めていきましょう。
市場概況:国内株の7万400円台維持と、米景気指標下振れに伴うハイテク株の調整
日本市場(2026年7月1日) 🇯🇵
7月最初の取引となった昨日の東京市場は、日経平均株価が3日続伸し、終値ベースで7万400円台を維持しました。前日の米国市場におけるハイテク株高の流れを引き継ぎ、取引開始直後には一時前日比1,900円近く上昇する場面もありましたが、買い一巡後は短期的な利益確定売りに押され、上げ幅を縮小して取引を終えました。同日発表された日銀の6月全国企業短期経済観測調査(短観)が市場予想を上回ったことも下支えとなりましたが、中小型株が集まるグロース市場からは資金が流出し、グロース250指数は小幅に下落するなど、物色対象の二極化が見られました。
- 日経平均株価:70,474.96円(前日比 +412.64円、+0.59%)
- TOPIX:4,011.50(前日比 +16.74、+0.42%)
- JPX日経400:36,463.74(前日比 +161.73、+0.45%)
- グロース250指数:699.67(前日比 -6.95、-0.98%)
米国市場(2026年7月1日) 🇺🇸
昨晩のニューヨーク市場は、景気指標の発表を受けて主要3指数が揃って小幅に反落しました。
民間雇用サービス会社が発表した6月のADP雇用統計は、前月比9.8万人増と市場予想(12.0万人増)を大きく下回る結果となりました。労働市場の減速を示すデータとなったことで、週末に控える米雇用統計への警戒感が浮上。米長期金利は一時低下したものの、景気の緩やかな減速懸念や、高値圏にあった大型ハイテク株への戻り売りが勝る形となり、ナスダック総合指数を中心に売られる展開となりました。NYダウはディフェンシブ株への資金シフトに支えられ、ほぼ横ばい圏での推移にとどまっています。
- NYダウ30種:52,305.24ドル(前日比 -13.96ドル、-0.03%)
- NASDAQ総合指数:26,040.03(前日比 -173.68、-0.66%)
- S&P500指数:7,483.23(前日比 -16.13、-0.21%)
主要指標:ドル円 162.558円
本日の日本市場予想
本日の国内市場は、昨晩の米国ハイテク株安と日経225先物の急落を映し、大幅な売り先行でのスタートを想定しています。日経225先物は夜間に69,610円(前日比 -1,030円、-1.46%)まで売り込まれており、昨日の現物終値から800円以上も低い水準に位置しています。これにより、昨日回復した7万円の大台を再び割り込み、心理的な支持線となる6万9,500円付近での値固めを試す動きになりそうです。
米国で半導体やIT関連の主要銘柄が利益確定売りに押された流れは、東京エレクトロンやアドバンテストなどの国内主力株にとって直接的な売り圧力となります。昨日のザラバにおける乱高下で高値警戒感が高まっていたこともあり、寄り付き直後は短期筋の手仕舞い売りが先行しやすい需給環境です。
為替市場ではドル円が1ドル=162.558円と、引き続き162円台半ばの歴史的な高値圏で推移しています。米景気指標の下振れを受けてわずかにドル売りが進んだものの、日米の金利差を背景とした円安基調は維持されており、政府・日銀による円買い介入の警戒ラインに張り付いた状態が続いています。日中に突発的な為替介入が執行されるリスクを意識し、寄り付きの売りが一巡した後も輸出関連株への積極的な買い増しは手控えられやすく、上値の重い展開が続くとみています。
今日の注目銘柄
- 東京エレクトロン(8035)
米ナスダックの反落および主要半導体銘柄の調整を直接受ける位置にあり、本日は利益確定の売りに押されるスタートが予想されます。昨日、ザラバでの急騰後に失速した経緯もあり、本日は下値をどこで支えられるかを見極める局面となります。 - 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
ドル円が162.5円台と歴史的な円安水準を維持していることから、国内の物価押し上げ圧力に伴う日銀の追加利上げ観測が引き続き意識されます。相場全体が成長株安に押される局面でも、利鞘改善メリットを受けやすい割安バリュー株として、実需資金の避難先になりやすいと考えられます。 - トヨタ自動車(7203)
162.5円台の為替水準は輸出採算の面で依然としてポジティブですが、162円台後半への円安進行に伴う為替介入の不確実性が強まっています。株価指数先物の下落に伴うインデックス売りに押されやすい一方、バリュー株への資金還流のなかで下値の堅さが意識されるかどうかが焦点です。
本日発表の主な経済指標
- ユーロ圏:5月失業率
- 米国:5月貿易収支
まとめ
昨日の7万円大台回復から一転し、今朝は米株安と先物の下落を受けて、再び調整含みのスタートを覚悟する必要があります。米ADP雇用統計の減速を受けた市場のポジション調整という側面が強く、週末の米雇用統計の結果を見極めたいとする様子見姿勢が強まりやすい環境です。
為替が162円台半ばという極めて危険な水準に位置していることもあり、寄り付き後の下落場面で無理に買い下がる局面ではないと判断しています。手元の現金を厚めに確保し、相場の足元が十分に落ち着くのを静かに待つのが賢明です。冷静に対応していきましょう。
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になります。日頃から多角的な視点で情報に触れ、相場の変化に対応できる準備を整えておきましょう。
▼市場のリアルを捉えるための情報収集
- 機関投資家の動向: 著名な投資家や大口投資家がどのようなポートフォリオを組んでいるのか、市場のトレンドを把握することは大局的な判断に役立ちます。
- 需給データの分析: 株価を大きく動かす要因となる大口注文の推移や、市場心理を映す空売り残高などのデータにも注目してみましょう。
- 多角的な経済ニュース: 日々の主要ニュースだけでなく、専門的な解説や速報性の高い情報源を複数持っておくことが強みになります。
▼常にアンテナを高く持ち、投資の質を高める
投資の世界では、初心者から経験者まで「いかに質の高い情報をタイムリーに集められるか」が成果を大きく左右します。 公的なデータだけに頼るのではなく、信頼できる各種ツールや専門メディアを上手に活用し、常に一歩先を見据えた情報収集に努めることが大切です。 まずは身近な情報源を見直し、アンテナを広げることから始めてみてはいかがでしょうか。
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