おはようございます、つっちーさんです。
2026年8月4日(火曜日)、今朝のマーケット情報をお届けします。
昨日の国内市場は、日米協調介入の思惑や急激な円高進行を嫌気して反落スタートとなりましたが、昨夜の海外市場では原油価格の大幅急落をきっかけにインフレ再燃警戒が和らぎ、米国株が全般にわたって猛烈な急反発を見せました。今週も相場の急変動が続いていますが、まずは足元の最新データを丁寧に整理し、本日の投資立ち回りを冷静に組み立てていきましょう。
市場概況:円高ショックと利益確定売りに押された日本株と、原油急落でリスクオンが爆発した米市場
日本市場(2026年8月3日) 🇯🇵
昨日の東京市場は、日経平均株価が4営業日ぶりに反落し、前日比607円安の6万3,754円90銭で取引を終えました。前週末に2,400円を超える記録的な急騰を演じた反動が出たことに加え、為替市場で1ドル=157円台前半へと急ピッチな円高・ドル安が進行したことが重荷となりました。トヨタ自動車などの輸出関連株や、直近で買い込まれていた主力半導体株に利益確定売りが広がりました。一方で、中小型株が集まる東証グロース市場には個人投資家の見直し買いが入り、グロース250指数はプラス圏を維持するなど、下値を支える動きも散見されました。
- 日経平均株価:63,754.90円(前日比 -607.12円、-0.94%)
- TOPIX:3,960.03(前日比 -43.27、-1.08%)
- JPX日経400:35,815.74(前日比 -408.83、-1.13%)
- グロース250指数:687.65(前日比 +1.68、+0.24%)
米国市場(2026年8月3日) 🇺🇸
昨晩のニューヨーク市場は、原油相場急落と好業績期待が重なり、主要3指数が揃って大幅に急反発しました。
最大の買い材料となったのは、WTI原油先物価格が1バレル=80.16ドルへと前日比5%超も急落したことです。中東の供給リスクに対する過度な懸念が後退したことでインフレ再燃リスクが急速に和らぎ、米10年債利回りは4.68%前後へと低下。金利上昇の重圧から解放された株式市場には強力なリスクオンの資金が流入しました。
直近で調整が続いていたエヌビディアやAMDなどの大型半導体株・AI関連銘柄に猛烈な押し目買いが殺到し、ナスダック総合指数は2.12%高(540ポイント超高)と急伸。ダウ平均も690ドルを超える大幅高となり、市場の悲観論を一気に塗り替える圧巻の全面高となりました。
- NYダウ30種:53,178.41ドル(前日比 +693.38ドル、+1.32%)
- NASDAQ総合指数:25,913.89(前日比 +540.04、+2.12%)
- S&P500指数:7,600.50(前日比 +110.78、+1.47%)
主要指標:ドル円 157.310円、米国10年債利回り 4.68%前後、WTI原油先物 1バレル=80.16ドル、日経225先物(期近) 63,470円(前日比 -360円)
本日の日本市場予想
本日の国内市場は、昨晩の米国株相場でのナスダック2.1%超高・ダウ690ドル超高という力強い反発を追い風にするものの、日経225先物が63,470円(前日比 -360円)と慎重なポジション調整を見せていることから、寄り付きは強弱感が交錯する一進一退のスタートを予想します。昨日の現物終値(63,754.90円)からやや低い水準に位置していますが、まずは6万3,500円〜6万4,000円の節目を巡る値固めの展開になりそうです。
米国市場でAI・半導体株が大きく買い戻されたことは、東京エレクトロンやアドバンテストといった国内の主力ハイテク株にとって強力な買い安心感につながります。原油価格の急落(80ドル台へ)によって世界的なコスト増懸念が和らいだことも、製造業を中心に企業業績への追い風となります。
ただし、ドル円が1ドル=157.310円と前週の163円台から大幅に円高方向へ定着しつつあることは、自動車などの輸出セクターにとって目先の重荷となります。日米当局による協調介入への警戒感もくすぶるため、輸出関連株への盲目的な高値追いは手控えられやすいです。寄り付き一巡後は、米ハイテク高を背景とした買い戻しと、円高定着を警戒する手仕舞い売りが拮抗し、個別の好決算銘柄(4〜6月期決算発表株)を中心とした選別物色へ移行しやすい地合いと予測しています。
今日の注目銘柄
- 東京エレクトロン(8035)
昨晩の米ナスダックが2.1%超高と急反発し、主要半導体銘柄へ押し目買いが殺到した流れをダイレクトに引き継ぎます。昨日の日本市場では利益確定売りに押されましたが、本日は海外勢による買い戻し(ショートカバー)を巻き込み、相場全体を牽引する大黒柱として注目が集まります。 - トヨタ自動車(7203)
ドル円が157.3円台と前週までの163円台から急激に円高方向へシフトしたことで、短期的には輸出採算への懸念から売り圧力がかかりやすい局面です。本日発表が予定される国内の主要決算動向とともに、為替ショックをどこまで織り込んで下げ止まれるかが焦点となります。 - INPEX(1605)
昨晩のWTI原油先物が1バレル=80.16ドルへと5%超急落したことを受け、これまで原油高を追い風にしてきた資源開発セクターには短期的な利益確定売りが出やすい環境です。原油安に伴うセクターローテーションの動きと、株価の下値目処を見極める重要な1日となります。
本日発表の主な経済指標
- 日本:7月マネタリーベース(8:50発表)
- 米国:6月貿易収支 / 6月製造業新規受注
- 米国:キャタピラー、AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)決算発表
まとめ
昨日の日本株反落から一転し、昨晩の米国株は原油の急落(80ドル台)とインフレ懸念の緩和を背景に、ダウ690ドル超高・ナスダック2.1%高という圧巻のリバウンドを見せてくれました。世界的なマクロ環境の緊張が和らいだことは、日本株にとっても間違いなく大きな支援材料です。
為替が157.3円台へ円高シフトしたことで過熱感の冷ましが入っていますが、市場の構造そのものが崩れたわけではありません。寄り付き直後の不規則な乱高下に焦って振り回されることなく、本格化する4〜6月期決算の内容を丁寧に見極めながら、好業績な割安株や内需株へ上手に資金を分散させていきましょう。本日も落ち着いて資産運用を進めていきましょうね。
不透明な相場だからこそ、情報力で差をつける。
市場の先行きが不透明な場面は少なくありません。そんな時、「他の経験豊富な投資家はどう動いているのか?」を知ることができれば、より確かな判断の一助になります。日頃から多角的な視点で情報に触れ、相場の変化に対応できる準備を整えておきましょう。
▼市場のリアルを捉えるための情報収集
- 機関投資家の動向: 著名な投資家や大口投資家がどのようなポートフォリオを組んでいるのか、市場のトレンドを把握することは大局的な判断に役立ちます。
- 需給データの分析: 株価を大きく動かす要因となる大口注文の推移や、市場心理を映す空売り残高などのデータにも注目してみましょう。
- 多角的な経済ニュース: 日々の主要ニュースだけでなく、専門的な解説や速報性の高い情報源を複数持っておくことが強みになります。
▼常にアンテナを高く持ち、投資の質を高める
投資の世界では、初心者から経験者まで「いかに質の高い情報をタイムリーに集められるか」が成果を大きく左右します。 公的なデータだけに頼るのではなく、信頼できる各種ツールや専門メディアを上手に活用し、常に一歩先を見据えた情報収集に努めることが大切です。 まずは身近な情報源を見直し、アンテナを広げることから始めてみてはいかがでしょうか。
【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載されている広告やリンク先のサービス利用から生じるいかなる損害についても、当方は責任を負いません。
投資は、ご自身の判断と責任において行うものです。


コメント